室井慎次から30年、60代半ばの熱量——柳葉敏郎が貫く「地方生活」と俳優道が、いま日本中を揺さぶる理由
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彼の原点を辿ると、1980年代の渋谷のストリートに行き着く。街頭パフォーマンス集団「劇男一世風靡」、そしてそこから派生した「一世風靡セピア」での活動だ。スーツ姿で激烈なダンスを踊り、汗を流しながら歌うスタイルは、当時の若者文化に強烈な衝撃を与えた。
洗練されたスマートさではなく、愚直なまでに泥臭いエネルギー。あの時代に培われた「目の前の観客を力ずくでも揺さぶる」という泥臭いスピリットは、今も彼の俳優としての根底に脈々と流れている。どれほど大物と呼ばれる立場になろうとも、現場で汗をかき、泥にまみれることを恐れない姿勢は、まさにこの路上時代に培われたものだ。