桑の葉茶の糖質ブロックは本物か?専門家が明かす新事実と落とし穴

桑の葉茶の糖質ブロックは本物か?専門家が明かす新事実と落とし穴の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

桑の歴史は古い。鎌倉初期、臨済宗の開祖であり『喫茶養生記』著者として知られる栄西は、茶とともに桑の優れた薬効を説き、現代でいう糖尿病の諸症状(飲水病)に桑葉を用いた記録を残している。800年以上前の直観的な知恵が、今や先端農学の手で裏付けられつつある。

その牽引役となっているのが、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 (農研機構) などの研究機関だ。農研機構はDNJを高含有する優良品種の育成や、茶葉の焙煎工程で熱に弱い有効成分を壊さない特殊製法を確立してきた。伝統的な野草茶という枠組みを脱し、高度に標準化された機能性原料へと進化を遂げたのだ。

現在では消費者庁 (機能性表示食品) のデータベースにも、「食後血糖値の上昇を穏やかにする」という明確なヘルスクレームを受理された製品がずらりと並ぶ。エビデンスの担保された製品がドラッグストアの棚を占拠し始めたことで、消費者の信頼は一気に強固なものとなった。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。