なぜフィギュア選手は美尻なのか?4回転を支える臀筋と過酷な肉体美
フィギュアスケートの演技中、選手たちは氷上を時速20〜30km近いハイスピードで駆け抜け、一瞬の踏み切りで自らの身長をはるかに超える高さへと跳び上がります。この凄まじい推進力と上方への爆発的なパワーを生み出している主役こそが、お尻の大部分を占める大臀筋(だいでんきん)と、骨盤の安定を担う中臀筋(ちゅうでんきん)です。
ジャンプの瞬間、スケーターは深く膝を曲げてエッジに体重を乗せ、股関節を一気に伸展させて氷を蹴り出します。この一連の動作において、人体で最も強力な筋肉群である臀筋がフル稼働します。さらに、空中で細くブレのない回転軸を作り出すためには、お尻をキュッと締め込み、骨盤をニュートラルな位置にロックし続ける筋力が欠かせません。
陸上競技のスプリンターやお尻が発達したトップアスリートと同様に、スケーターの下半身も瞬発力系の速筋が高度に発達しています。一方で、長時間のスケーティングに耐える持久力も求められるため、無駄な脂肪が極限まで削ぎ落とされ、筋肉の輪郭がはっきりと浮き立つ立体的なヒップラインが自然と形成されるのです。