猫の肝臓数値が高いと言われたら?原因と余命・回復事例まで徹底解説
肝臓病が恐ろしいのは、肝機能全体の約70〜80%が失われるまで、表面的には普段通りに見えてしまう点にあります。しかし、観察眼を持つ飼い主であれば微細な変化を捉えられます。猫の肝臓病の初期症状として顕著なのは、「なんとなく元気がなく寝てばかりいる」「毛づくろいをしなくなり被毛がパサつく」「食事の好みが急に変わり、においを嗅ぐだけで立ち去る」「週に数回の透明や黄色の胃液嘔吐」といった非特異的な体調変化です。
病状が進行し、肝臓の解毒・排泄機能が破綻すると、はっきりとした猫の黄疸症状が現れます。黄疸は体内に過剰なビリルビンが沈着する現象で、被毛に覆われていない部位に真っ先に現れます。以下の部位を自然光の下で観察することが不可欠です。
・白目(眼球結膜)の縁がうっすらと黄色を帯びている
・耳の付け根の内側、毛が薄い皮膚がレモン色に変色している
・歯茎や上あごの粘膜が白っぽさを失い、黄色く濁っている
・尿の色が普段の薄い黄色から、濃いウーロン茶やオレンジ色のような濃褐色に変化している
黄疸が目視で確認できる段階に達している場合、病態は一刻の猶予も許さない状況に陥っています。このサインを確認した時点で、「明日まで様子を見よう」という判断は命取りになります。即座に高度な超音波検査や血液ガス測定が可能な動物病院へ駆け込む必要があります。