仕掛りとは?半製品との違いや原価計算・放置リスクの真相を徹底解説

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ビジネスの現場において「仕掛り(英語ではWIP: Work in Process / Work in Progress)」が指し示す実態は、大きく「製造業の会計実務」と「知的生産・IT業務の進行管理」の2軸に分かれます。

製造業の現場において、仕掛品 勘定科目は貸借対照表(B/S)の「流動資産」の中にある棚卸資産の一角を占めます。原材料を製造ラインへ投入し、何らかの加工が施されているものの、最終製品としてはまだ完成していない「加工途中の状態」がこれに該当します。具体的には、プレス加工を終えて塗装待ちの自動車用鋼板や、組み立て途中の電子回路基板などです。これらは加工が完了するまで「製品」として出荷・納品できず、自社の製造ライン上で価値を付加されている最中の財産として扱われます。

一方で、オフィスワークやIT業界における仕掛り 意味 ビジネスの文脈では、プロジェクトの未完了タスクや開発途中のプログラムコード、レビュー待ちの企画書などを指す言葉として広く定着しました。「ボールが誰にあるか分からないまま滞留している状態」や「着手したものの納品に至っていない案件」がこれに当たります。いずれの領域においても共通する本質は、「投じた工数や費用が回収されず、成果物として確定していない過渡期の状態」であるという点です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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