排卵誘発剤の副作用を徹底検証!Ohss初期症状・太る理由と確率の真相
不妊治療で用いられる排卵誘発剤は、作用の強さや投与方法によって大きく「内服薬(経口薬)」と「注射薬」の2種類に分類されます。それぞれの薬剤がどのように排卵を促し、体にどのような影響を与えるのかを把握することが、副作用理解の第一歩です。
経口薬の代表格であるクロミッド(一般名:クロミフェンクエン酸塩)は、脳の視床下部にあるエストロゲン受容体をブロックすることで「女性ホルモンが足りない」と脳を錯覚させ、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を促進します。マイルドな効果が期待できるため、タイミング療法や人工授精の初期段階で第一選択薬として広く処方されています。
一方、より強力に卵巣を刺激するのがhMG注射(ヒト閉経期性腺刺激ホルモン)をはじめとする注射製剤です。脳を介さず直接卵巣に高濃度のホルモンを届けるため、内服薬では卵胞が育たないケースや体外受精の採卵周期で多数の卵子を育てたい場合に用いられます。効果が非常に高い反面、卵巣が過敏に反応しやすいため、より慎重なモニタリングが求められます。