「脂肪が筋肉に変わる」は嘘?科学が暴く体脂肪燃焼と筋肥大の真実
体脂肪を減らすために筋トレと有酸素運動を同時に取り入れている方は多いですが、その行う順番を誤るとトレーニング効果が半減してしまいます。生理学的に最も推奨されるシークエンスは「筋トレが先、有酸素運動が後」です。
高強度の無酸素運動である筋トレを最初に行うと、体内では成長ホルモンやアドレナリン、ノルアドレナリンといったカテコールアミン系ホルモンが大量に分泌されます。これらのホルモンは、脂肪細胞内のホルモン感受性リパーゼを活性化させ、中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールへ分解する働きを強く促します。
あらかじめ脂肪が分解されて血中に放出されたベストな状態でその後に有酸素運動を行うことで、遊離脂肪酸がミトコンドリア内へ素早く取り込まれ、効率的にエネルギーとして燃焼されます。逆に有酸素運動を先に行ってしまうと、筋トレに必要な筋グリコーゲンが枯渇し、ウェイトトレーニングの出力低下や筋分解のリスクが高まります。有酸素運動は筋トレ後、20〜30分程度の中強度(息が弾む程度)にとどめるのが筋肉を維持するコツです。