唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因とは?放置の危険性と治し方を徹底解説

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SNSや健康相談掲示板では、「唾を飲むたびにバリバリ音がして気が狂いそう」「放っておいたら1週間で消えたが、再発した」といった投稿が後を絶ちません。臨床現場の観察でも、この症状を訴える患者の経過は二極化しています。

結論から言えば、耳のバリバリ音は自然治癒するケースと、放置によって慢性化・重篤化するケースが明確に分かれます。風邪の引き始めや治りかけ、あるいは一時的な脱水症状に伴うものであれば、耳管粘膜の浮腫が引くことで約6割のケースは1〜2週間以内に自然軽快します。患者の手記や問診でも、「風邪薬を飲んで十分に睡眠をとったら、いつの間にか音がしなくなっていた」という報告が大多数を占めます。

一方で警戒すべきは、中耳炎や鼓膜の異常が水面下で定着しているパターンです。特に成人の滲出性中耳炎は、急性中耳炎のような激しい耳痛や高熱を伴いません。鼓膜の奥にサラサラした滲出液が溜まり、嚥下の瞬間に空気と液体が混ざり合って「ジュクッ」「バリバリ」と音を立てます。「痛くないから大丈夫」と過信して数カ月間放置した結果、滲出液がゼリー状に固まって鼓膜が奥に癒着し、永続的な伝音難聴へと進行してしまう症例も報告されています。自然治癒を漫然と待ってよいのは、日常生活に支障がなく、聴力低下を伴わない発症後1週間程度が限界です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。