インナーイヤー型とカナル型はどっち?違いと耳が痛い原因を徹底比較
イヤホンの2大形状であるインナーイヤー型とカナル型の最大の違いは、「音を鳴らすドライバーユニットを耳のどの位置に固定し、外耳道を塞ぐかどうか」という物理的なアプローチに集約されます。
インナーイヤー型(開放型)は、耳の穴の手前にある窪み(耳介)に本体を軽く載せるようにして装着します。かつてAppleのiPhoneに標準付属していたEarPodsや、第3世代までのAirPodsに代表される形状です。耳穴を完全に塞がないため、装着時の圧迫感が極めて少なく、音楽を聴きながらでも周囲の環境音や人の話し声を自然に拾えます。一方で、密閉されない構造ゆえに低音域が外へ逃げやすく、音量を上げすぎると周囲への音漏れが発生しやすい特性を抱えています。
対するカナル型(密閉型)は、先端に取り付けられたシリコンやウレタン製のイヤーピースを「耳の穴(外耳道)」の中へ直接差し込んで固定します。耳栓と同一の構造を持つため、物理的な遮音性(パッシブノイズアイソレーション)が極めて高く、周囲の騒音を大幅に遮断。空気の逃げ場をなくすことで、迫力のある重低音や微細な音のニュアンスまでダイレクトに鼓膜へ届ける設計です。現在市場で販売されているノイズキャンセリング搭載機の約8割以上がこのカナル型を採用しています。