フジテレビ日枝久の現在と院政の功罪|視聴率低迷と改革の真実
日枝氏が絶大な権力を振るった黄金期から、構造改革が叫ばれる現在に至るまで、フジテレビ(およびフジ・メディア・ホールディングス)の経営指標と社内環境はどう変化したのか。公開決算資料、視聴率データ、報道各社の取材記録を基に比較・検証します。
表から明らかなように、現在のフジ・メディア・ホールディングスを財務面で支えているのは、日枝氏が推進した認定放送持株会社化に伴う都市開発・不動産事業(サンケイビルなど)の利益です。放送事業が深刻な苦戦を強いられるなかでもグループ全体が倒壊しなかった点は、日枝氏の経営戦略における先見性として評価されています。しかし一方で、本業であるテレビ放送ビジネスの革新を停滞させた責任からは逃れられません。