【警視庁直伝】キッチンペーパーで作る簡易マスクの折り方と注意点
詳細を見る
なぜ、警察がこうした市民向けの裏技を発信するに至ったのか。その背景には、2011年の東日本大震災をはじめとする未曾有の大災害から得た苦い教訓が存在する。
大規模災害が発生した直後、物資の供給ラインは完全に麻痺する。被災地へ救援物資が届くまでの「空白の3日間」をいかに生き延びるか。かつての警察行政は、救助や交通規制といった公助がメインとされていた。しかし、極限状態においては市民個々の自助・共助が不可欠であると思い知らされたのだ。
医療従事者や救急隊の手が届かない初期段階において、現場にあるものでしのぐ緊急応急処置の重要性が浮き彫りとなった。傷口の保護、防寒、そして空気感染や粉塵吸入の防止。限られたリソースで命を守る知恵を市民と共有することこそ、現代の警察行政に課された新たなミッションとなっている。