抗がん剤のしびれ予防に挑むアイスグローブ効果と正しく使う手順
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日本国内における支援体制も急速にアップデートされている。がん治療の権威である国立がん研究センターをはじめとする基幹病院では、外来化学療法室における冷却療法のプロトコル化が進む。患者個人の判断に依存するのではなく、看護師や薬剤師が連携した組織的なサポート体制が構築され始めた。
学会レベルの動きも活発だ。日本臨床腫瘍学会を中心とするエキスパートチームは、CIPN予防ガイドライン改訂プロジェクトを通じて、国内外のエビデンスの精査を進めている。従来の薬物療法(デュロキセチンなど)が発症後の症状緩和に留まっていたのに対し、アイスグローブによる局所冷却は「発症そのものを防ぐ予防的アプローチ」としてガイドライン上の推奨度評価の見直しが進められており、医療者間の標準化が一気に加速している。