プロ直伝!苦味が出ないはちみつレモンの作り方と黄金比の秘密
自家製のはちみつレモンで最も多い失敗が「口に残る不快な苦味」です。この苦味の正体は、レモンの外皮と果肉の間にある白い薄皮(アルベド)に含まれるリモニンやナリンギンというポリフェノール類、そして種の周りに集中しています。これらを無防備なまま漬け込んでしまうと、時間が経つにつれて苦味がシロップ全体へ溶け出してしまいます。
皮ごと漬けるはちみつレモンには、防かび剤(防ばい剤)やワックスが使われていない国産・無農薬のレモンを選ぶのが理想的です。外国産を使用する場合は、塩を手に取って皮全体を強く揉み洗いしたあと、熱湯に数十秒くぐらせて流水で急冷する工程を踏むことで、表面の汚れや油分をしっかり落とせます。
スライスする際の厚みは2〜3mmの輪切りが最適です。薄すぎると果肉が崩れて濁りの原因になり、厚すぎるとエキスの抽出に時間がかかります。包丁を入れたら、竹串や爪楊枝を使ってすべての種を完全に取り除くことが、雑味のないクリアな風味に仕上げるための決定的なプロのひと手間です。