『東京Babylon』制作中止の真相 衣装模倣と訴訟の全貌
詳細を見る
制作中止の発表から数か月後、舞台は法廷へと移った。株式会社GoHandsは、契約解除の不当性と未払いの制作費約4億5000万円の支払いを求めてキングレコード株式会社を提訴。スタジオ側は「すでに13話分の映像を完成させており、デザインの修正にも対応する意思があった」と主張し、一連のキャンセル措置は発注者側の過剰な対応であると訴えた。
これに対し、キングレコード側は「著作権法やコンプライアンスに違反する成果物は納品物として認められない」として全面対決の姿勢を鮮明にした。著作権法上の権利処理を怠ったことによる作品の損害とブランドイメージの失墜をめぐる議論は平行線をたどり、アニメ制作会社と出資企業(音楽レーベル・出版社)の関係性における構造的課題を白日のもとに晒すこととなった。