長崎平和祈念像の手の意味とは?右手と左手の違いやモデルの真相に迫る

長崎平和祈念像の手の意味とは?右手と左手の違いやモデルの真相に迫るについての真相をご紹介します。

Q1:平和祈念像はなぜ男性の姿をしているのですか?女性や子供ではいけなかったのでしょうか?
A1:作者の北村西望は、「神の愛と仏の慈悲を一身に集めた象徴」としてこの像を構想しました。人種や民族、特定の性別を超えた普遍的な存在を目指しつつ、原爆という巨大な惨禍に打ち勝つ強靭な精神力を表現するため、頑強な男性の骨格・筋肉美をベースに選んだとされています。

Q2:祈念像の青銅が青緑色をしているのは最初からですか?
A2:建立当初は鋳造されたばかりの赤みがかった銅の色合いに近い状態でしたが、屋外に設置されているため、歳月とともに銅が酸化して自然な「緑青(ろくしょう)」に覆われました。現在の落ち着いた青緑色は、長崎の風雨に耐え抜いてきた歴史そのものの色です。長崎市によって定期的な保守点検と清掃・保護コーティングが施されています。

Q3:平和祈念像の台座の裏には何が書かれているのですか?
A3:台座の背面には、北村西望自身が揮毫した銘文が刻まれています。「あの悪夢のような夜を誰が忘れ得よう……右足は静寂、左足は救済を意味し、天に向かう右手は原爆の脅威、水平の左手は平和を指す」といった像に込めた意味が、力強い筆致で刻まれており、現地を訪れた際は必読の解説板となっています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。