生理中のプールは入っていい?水圧の嘘と2026年最新対策完全ガイド
インターネット上の掲示板やSNSで広く信じられている俗説の筆頭が、「水に入っている間は水圧で膣口が押し戻されるため、経血が一切外に出ない」という主張です。この言説は、流体力学と人体の構造を都合よく解釈した極めて危うい誤認に基づいています。
確かに、一定の深さがあるプールの中で直立して静止している状態であれば、身体の外側から膣口に向かってかかる水圧と体内の圧力のバランスにより、経血が水中に勢いよく噴出する現象は一時的に抑えられます。しかし、実際の水泳やレジャーで身体が完全に静止している状況はあり得ません。
足をバタ足で動かす、水中を歩く、あるいは咳やくしゃみをする、笑うといった動作をするたびに、強い「腹圧」が下腹部に瞬間的にかかります。腹圧が水圧を上回った瞬間、押し出された経血は膣口から水中に流れ出ます。塩素による水の屈折や波立ちによって本人が気付いていないだけで、実際には微量の出血が水中に拡散しているケースは珍しくありません。
最も事故が多発するのは「プールから水面の上へ上がる瞬間」です。ステップを登って水中から陸上へ上がった途端、身体を支えていた外側の水圧はゼロになり、一気に重力負荷がかかります。水中で膣内に溜まっていた経血と侵入したプール水が混ざり合い、水着のクロッチ部分を突き抜けて足をつたって流れ落ちるという事態は、まさにこの圧力差によって引き起こされます。