赤く滲む不夜城の門:2026年、過熱するインバウンドと「歌舞伎町一番街アーチ」が物語る街の変貌
このアーチを維持・管理しているのは、行政ではなく地元の「歌舞伎町一番街町会」だ。電気代の維持費、数年ごとの安全点検、そして耐震補強。その多額な費用は、商店街に加盟する店舗や企業からの会費によって賄われている。
「ただの看板じゃない。俺たちの誇りであり、この街の顔そのものだからね」。町会のベテラン幹部はそう語る。景気の変動やテナントの入れ替わりが激しい歌舞伎町において、看板を守り続けることは容易ではない。それでも、時代の風雪に耐えながら赤い灯をともし続ける背景には、街を愛する人々の強い意地と執念が存在する。