義理の兄弟と結婚できる?法律の真相と親の再婚・戸籍手続きを徹底解説
義理の兄弟が結婚を決断した場合、避けて通れないのが実務手続きと財産法上の複雑な問題です。特に戸籍と名字の変更手続き、ならびに義理の兄弟結婚の相続権には、一般に知られていない重大な盲点が潜んでいます。
まず戸籍実務において、結婚する二人は親の戸籍から完全に除籍され、夫婦を筆頭者とする新しい戸籍が独立して編製されます。親の再婚によって一時期同じ戸籍に入っていたとしても、婚姻によって独立した家族単位が構成されるため、戸籍謄本上の表記が乱雑になる心配はありません。姓(名字)についても、一般的な婚姻と同様に夫または妻のいずれかの氏を自由に選択できます。
真に綿密なシミュレーションを要するのが相続の問題です。以下の図式のように、再婚家庭における連れ子の相続権は極めてデリケートな構造を持っています。
実親が亡くなった場合、実子はその財産に対する法定相続分を当然に保持します。しかし、親の再婚相手(義理の親)が亡くなった際、養子縁組を結んでいなければ、連れ子に義理の親の遺産を相続する権利は一切ありません。ところが義理の兄弟同士が結婚すると、相手の配偶者としての相続権が発生するため、将来的に義親の遺産が「配偶者を経由して間接的に自らの世帯へ流入する」という財産の交差現象が起こります。これにより、他の兄弟姉妹や親族から「不当な財産狙いではないか」というあらぬ疑念を招き、深刻な遺産分割トラブルに発展するリスクが高まるのです。