糖尿病で足切断の危機?壊死の初期症状と見逃せない前兆セルフチェック
Q1:足の指先が少し紫色っぽくなっていますが、痛みがなければ様子を見ても大丈夫ですか?
A1:絶対に様子を見てはいけません。糖尿病患者における指先の紫色は、末梢血管が詰まり血流が途絶えかけている重大な虚血の兆候です。痛みを感じないのは神経障害が併発している証拠であり、安全を意味しません。数日以内に急速に組織が死滅(壊死)して黒く変色する恐れがあるため、直ちに形成外科やフットケア外来を受診してください。
Q2:足にタコができて歩くと少し違和感があります。市販の魚の目パッドや爪切りで削ってもいいですか?
A2:自己処置は極めて危険ですので中止してください。市販のサリチル酸パッドは健康な皮膚まで溶かして潰瘍の引き金になりやすく、爪切りやハサミでの切除は深い傷や細菌感染の原因となります。糖尿病患者のタコ削りは医療機関(フットケア外来など)で滅菌器具を用いて安全に行う必要があります。
Q3:足が冷えて眠れません。電気毛布や湯たんぽを使っても問題ありませんか?
A3:直接肌に触れる湯たんぽ、電気あんか、カイロの使用は避けてください。感覚が鈍っているため、40〜50℃程度の低温でも自覚症状がないまま重度の低温火傷を起こし、そこから足全体が壊疽する事例が頻発しています。防寒には厚手の保温靴下やレッグウォーマーを着用し、部屋全体の暖房で室温を調節してください。
Q4:壊死してしまったら、必ず足を根元から切断しなければならないのでしょうか?
A4:必ずしも大腿や下腿からの切断になるとは限りません。早期にカテーテル治療やバイパス手術による血行再建を行い、感染をコントロールできれば、壊死した指の一部のみの切除(小切断)にとどめ、足の大部分を残せる可能性が高まります。早期発見・早期治療が生死とQOLを分ける最大の分岐点です。