ザ・ドラえもんズが消えた理由とは?制作体制の刷新と封印の真相
商業的な映画興行の観点からも大きなシフトが存在した。アニメーション制作を手がけるシンエイ動画、出版元である小学館、そして放送局のテレビ朝日という製作委員会の幹事会社群は、興行戦略の再構築を迫られていた。
2000年代半ば、シネコンの普及とともに映画鑑賞のスタイルが変化。観客層を大人やファミリー層全体へ広げるため、単一の大長編作品にリソースを集中させる戦略へと舵が切られた。
短編映画を併映する形式は制作コストやスケジュールの観点からも負荷が大きく、制作リソースを「映画ドラえもん」本編の一本へ集約する判断が下された。これにより、同時上映枠そのものが歴史の幕を閉じることになった。