海沿いの昭和遺産!名店ドライブイン灘が放つ熱狂と絶品グルメ
早朝の仕込みから厨房には鋭い緊張感と活気が満ちている。名物の肉うどんから香る甘辛い牛肉の旨味、そして香ばしい焼き魚の煙。なかでも常連客が競い合うように注文するのが、地元の市場から直接仕入れられる鮮魚を使った日替わりの限定定食だ。獲れたての刺身の弾力、サクサクに揚がったアジフライの圧倒的な身の厚みは、一度口に運べば言葉を失うほどの衝撃をもたらす。
長年鉄板と鍋を振り続ける料理人の手捌きには一切の迷いがない。ラーメンのスープをすすると、鶏ガラと魚介のコクがじんわりと体に染み渡る。「特別なことは何一つしとらんよ」と笑う店主の言葉とは裏腹に、寸胴鍋の温度管理からタレの調合に至るまで、長年の経験値に裏打ちされた職人技がぎっしりと凝縮されている。