一円は何銭?消えた硬貨が2026年も為替相場で使われ続ける理由
「昔の1銭」の価値は、時代によって天と地ほどの開きがあります。日本銀行の物価指数や当時の白米の価格などをベースに試算すると、時代の変遷が見えてきます。
【各時代における1銭の現在価値(推定)】
・明治初期(1870年代):現在の約200円〜300円(かけそば1杯が約1銭〜1銭5厘)
・大正期(1910〜1920年代):現在の約20円〜40円
・昭和初期(1930年代戦前):現在の約10円〜20円
・昭和20年代後半(廃止直前):ほぼ0円(1円未満)
明治初期の1銭は、現代の数百円に匹敵する「しっかりとした買い物ができるお金」でした。駄菓子屋で子どもが握りしめていた大正・昭和初期の1銭銅貨も、現在の数十円の駄菓子を買える感覚だったことがわかります。
また、現在コレクターの間で注目されているのが古銭としての買取価値です。一般的な昭和初期の「1銭青銅貨」や「カラス1銭黄銅貨」などは発行枚数が多く、状態が並であれば数十円〜数百円程度にとどまります。しかし、銀を豊富に含んだ「竜50銭銀貨」や「旭日50銭銀貨」などの特年号(発行枚数が極端に少ない年号)や完全未使用品は、1枚で数万円から十数万円以上のプレミア価格で取引されるケースも珍しくありません。