『鍵のかかった部屋』配信・再放送と最終回の謎をプロが徹底解説

『鍵のかかった部屋』配信・再放送と最終回の謎をプロが徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

日本推理作家協会賞を受賞した貴志祐介の「防犯探偵・榎本シリーズ」とドラマ版を比較すると、キャラクター設定およびトーンに明確な脚色が加えられています。原作の榎本径は、表向きは東京・有楽町に店を構える防犯コンサルタントですが、その本質は「本物の泥棒(ピッキングやハッキングを駆使するプロの窃盗犯)」として明確に描かれています。

また、ドラマで佐藤浩市が演じた芹沢豪というキャラクターは、原作には一切登場しないドラマ完全オリジナルキャラクターです。原作は青砥純子と榎本径のバディものとして進行しますが、ドラマ化にあたってコメディリリーフかつ視聴者目線の常識人として芹沢を配置したことが、映像作品としての間口を大きく広げる結果となりました。

原作小説をこれから楽しむ場合、刊行順および時系列順に沿った以下の順番で読み進めることが推奨されます。

  • 第1作:『硝子のハンマー』(長編) - シリーズの原点。ビルの防犯設備を舞台にした傑作密室劇。ドラマの最終回(第10・11話)の原作。
  • 第2作:『狐火の家』(短編集) - 「狐火の家」「黒い牙」「盤端の迷宮」「犬のみぞ知る」を収録。ドラマの各エピソードの原案。
  • 第3作:『鍵のかかった部屋』(短編集) - 表題作「鍵のかかった部屋」「歪んだ箱」「密室劇場」「脱出不可能」を収録。
  • 第4作:『ミステリークロック』(短編集) - 「ファントム・レディ」「緩やかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」を収録。スペシャルドラマの原案を含む。
  • 第5作:『コロッサスのどこかで』(長編) - 最新長編。巨大ホテルを舞台にしたスケールの大きな密室犯罪。
小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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