2016年日本シリーズの真実|日ハム逆転劇と大谷翔平の心理戦

2016年日本シリーズの真実|日ハム逆転劇と大谷翔平の心理戦を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

2016年の日本シリーズは、1試合ごとに球史に残るハイライトが凝縮されていました。ファンの脳裏に今も鮮烈に焼き付いている主要な名場面を振り返ります。

1. 第3戦:黒田博樹の魂のラスト登板と大谷翔平の劇的サヨナラ打

日米通算203勝を挙げ、このシリーズ限りでの現役引退を表明していた黒田博樹が先発登板した第3戦。黒田は気迫溢れるツーシームを低めに集め、5回2/3を1失点(自責点1)に抑える圧巻の投球を披露しました。6回裏、打者・大谷翔平を追い込んだ直後に両足の異変を訴えて無念の緊急降板となりましたが、マウンドを降りる姿に球場全体から割れんばかりの拍手が送られました。試合は延長10回裏、大谷が広島の守護神候補・大瀬良大地の投球を巧みにライト前へ弾き返すサヨナラ打を放ち、日本ハムの反撃の狼煙となりました。

2. 第5戦:西川遥輝が放った41年ぶりのサヨナラ満塁ホームラン

1勝2敗からタイに戻した日本ハムが迎えた第5戦。1-1の同点で迎えた9回裏、広島の絶対的守護神・中﨑翔太に対し、日本ハムは2死満塁の絶好機を作ります。打席に入った1番・西川遥輝は、初球のインコース低めのストレートを完璧に捉えました。打球は綺麗な放物線を描いて右翼席へ吸い込まれる劇的なサヨナラ満塁本塁打。日本シリーズでのサヨナラ満塁弾は、1975年の柳田真宏(巨人)以来、実に41年ぶり史上2人目の快挙となり、シリーズの流れを完全に日本ハムへ引き寄せました。

3. 第6戦:ブランドン・レアードのMVPを決定づけた豪快満塁弾

第6戦の8回表、4-4の同点から2死満塁となり、中田翔の押し出し四球、さらに投手・アンソニー・バースの適時打でリードを広げた直後、打席に立ったのは「スシボーイ」ことブランドン・レアードでした。ジャクソンの投じたスライダーを豪快にすくい上げると、打球は左中間スタンド上段へ突き刺さるトドメの満塁本塁打。レアードはこの一発を含むシリーズ3本塁打の活躍で文句なしのシリーズMVPを獲得しました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。