元大関・琴奨菊の魂はどこへ向かうのか?秀ノ山親方として歩む2026年、大相撲に吹き込む熱き新風
2010年代半ば、白鵬をはじめとするモンゴル出身横綱たちが絶対的な黄金期を築いていた。その分厚い壁の前に、多くの日本人大関たちが煮え湯を飲まされ続けてきたのは記憶に新しい。その停滞した空気を破ったのが、2016年1月の初場所だった。
初日から破竹の勢いで勝ち進んだ琴奨菊は、横綱陣を次々と撃破。千秋楽まで集中を切らさず、14勝1敗で見事に幕内最高優勝を飾った。日本出身力士の優勝は2006年初場所の栃東以来、実に10年ぶりの快挙。両国国技館を揺らした地鳴りのような大歓声と、涙を浮かべながら賜杯を抱く姿は、日本中のスポーツニュースを駆け巡り、多くの国民に深い勇気と感動を与えた。