昭和を魅了したミニスカートの女王・麻丘めぐみ伝説とヒット舞台裏
1970年代の日本の芸能界は、新しい時代のアイコンを強く求めていた。そこに颯爽と現れたのが、麻丘めぐみである。それまでの歌手像とは一線を画す洗練されたセンスと、モデルとして培われた立ち振る舞いは、一瞬で人々の心を捉えた。
とりわけ注目を集めたのが、彼女の代名詞となった「姫カット」とミニスカートの組み合わせだ。顔のラインを際立たせる特徴的なサイドの髪と、膝上を思い切り見せる斬新なスタイルは、当時の若い女性たちにとって新しい自己表現の手段となった。ファッション誌のページを飾るたび、洋服店には類似のドレスを求める客が殺到。それは単なるアイドルの衣装という枠を飛び越え、70年代アイドルシーン全体の視覚的トレンドを根底から塗り替える巨大なムーブメントとなった。