2026年、なぜあのグループまで?「アイドル解散」ラッシュの裏に潜む音楽シーンの地殻変動とメンバーたちの葛藤
解散の波は、受け手であるファンの側にも変化をもたらしている。「推しは推せる時に推せ」という言葉が定着して久しいが、あまりに頻繁に起きる解散や脱退劇に対し、ファン層の間に「推し疲れ」や無力感が広がっているのも事実だ。多額の金銭と時間を投資してきたグループが突然消滅するショックから、意図的に特定のグループに深くコミットすることを避ける層も増えている。
それでも、解散コンサートのチケット倍率は過去最高を更新し続けている。それは「永遠など存在しない」と知っているからこそ、最後の瞬間に立ち会い、感謝を伝えて区切りをつけたいというファン心理のあらわれだろう。切なさを伴うその熱狂は、現代日本における独特の文化現象とも言える。