御嶽山噴火災害、遺体捜索の新たな進展 現地取材で判明した全貌
「あの日から、我が家のカレンダーは止まったままです」。2014年御嶽山噴火災害で家族を奪われ、捜索の継続を訴え続けてきた荒井由偉氏は、静かな口調で心内を明かした。愛する人を奪われた悲しみは、どれほど歳月が流れても癒えることはない。
荒井氏をはじめとする遺族会のメンバーは、捜索現場への立ち会増や現地調査の要望を重ねてきた。たとえ小さなボタンひとつ、小さな骨のかけらひとつであっても、家族のもとへ連れ帰りたい。その願いが捜索隊を動かす原動力となっている。現地に設置された献花台には、今も全国から訪れた人々が手向けた花が絶えない。「忘れられないこと」こそが、遺族にとっての救いであり、未来への警鐘でもあるのだ。