猫のライオンカットは後悔必至?可愛さの裏に潜むリスクと施術の真相
動物病院やサロンでライオンカットを施した後、多くの飼い主が直面するのが「愛猫の様子の激変」です。施術直後から何日もベッドの下に引きこもる、食欲をなくす、体を激しく舐め壊すといった異常行動を起こし、深い悔恨に苛まれるケースが後を絶ちません。
最大の理由は、猫にとって被毛が単なる飾りではなく、外部刺激から身を守る極めて重要な防護壁である点にあります。猫の皮膚の厚みは人間のわずか3分の1程度しかなく、表皮は非常にデリケートです。バリカンで地肌ギリギリまで被毛を刈り取られると、日常の些細な接触や空気の流れすら過剰な刺激となり、強い不安と違和感を覚えます。
さらに見逃せないのが被毛が生えてこないリスク(毛刈り後脱毛症)です。一度丸刈りにした部位の毛包が休止期に入り、数カ月から1年以上経っても元の毛並みに戻らなかったり、毛質がゴワゴワに変色して生え揃わなくなったりする現象が臨床現場で多数報告されています。美しい被毛を取り戻せなくなった現実に直面し、取り返しのつかない決断だったと嘆く飼い主は少なくありません。