Animalsの衝撃!ギャリックス17歳の真実と独占リミックス
2010年代前半、EDMシーンはある「匿名のトラック」に大きく揺れていた。名門レーベルであるSpinnin' Records (スピニン・レコード) から突如としてリリースされたその音源は、誰が作ったのか伏せられたままSNSやDJたちの間で急速に拡散。ミニマルでありながら破壊的な木琴風のドロップ音、完璧に計算された緊張感。その正体がオランダのアムステルダム近郊出身、当時まだ高校に通っていた17歳の少年マーティン・ギャリックス (Martin Garrix) だと判明した瞬間、世界中のダンスミュージック関係者は息を呑んだ。
幼少期からアコースティックギターを弾き、クラシック音楽の素養を身につけていた彼。だが、2004年のアテネ五輪開会式で同郷の先輩ティエスト(Tiësto)のプレイを目撃したことで、人生の針が大きく旋回する。自室の小さなベッドルームにこもり、FL Studioを駆使してトラックメイキングに没頭した日々。『Animals (アニマルズ)』は、そんな十代の純粋な狂気と天才的な音響センスが結晶化した至高の1曲だったのだ。