昭和の松阪を沸かせた「松阪大映」の記憶と閉館の真相、跡地の現在

昭和の松阪を沸かせた「松阪大映」の記憶と閉館の真相、跡地の現在に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

昭和30年代、三重県中南勢の商業中心地として栄えた松阪市には、最盛期に複数の映画館が軒を連ねていました。伊勢街道沿いの歴史ある商家町から発展した松阪市日野町や新町界隈は、芝居小屋の伝統を受け継ぐ興行街としての顔を持ち、連日多くの人々でごった返していました。

その一角で異彩を放っていたのが松阪大映劇場です。当時の映画界は東映、東宝、大映、松竹、日活、新東宝が競い合う「六社協定」の全盛期。各社が専属館を構えるなか、松阪大映は大映配給作品専門の劇場として、市民にとって最高峰の娯楽空間となっていました。週末になると切符売り場に長蛇の列ができ、場内は立ち見が出るほどの活況を呈していたと記録されています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。