Tk from 凛として時雨の現在!圧倒的ハイトーンの秘密と名曲誕生の真相
TKサウンドの核心を握るのが、徹底的に選び抜かれたギター機材とエフェクターシステムです。TKが長年メインギターとして愛用しているのは、SCHECTER(シェクター)のシグネチャーモデル「AC-TK-TE-WH/SIG」(テレキャスタータイプ)です。
アッシュボディにメイプルネック、フロントにMONSTER TONE II、リアにSeymour Duncan STL-1を搭載したこのモデルは、硬質でアタック感の強いサウンドを生み出します。TKはこのテレキャスターで、超高速のアルペジオやカッティング、鋭利なカッティングミュートを繰り出します。
ペダルボードおよび音響システムの構成にも独自の哲学が貫かれています:
- 歪みセクション:BOSS DA-2(Adaptive Distortion)やOS-2、Providence製品などを組み合わせ、コード感を濁らせないクリアかつ強烈なハイゲインサウンドを構築。
- 空間・モジュレーション系:Eventide TimeFactorやH9による高品位なディレイ/リバーブ処理に加え、ARION SPH-1(フェイザー)を用いた独特の浮遊感とエグみのある揺らぎを演出。
- ライン&プリアンプ:Kemper Profiling Amplifierなどを導入し、自身のスタジオで追い込んだアンプトーンをライブ現場でも完璧に再現。
さらに見逃せないのは、TK自身がレコーディング、トラックダウン、マスタリング工程に極めて深く関与している点です。「ギターの歪みの倍音とストリングスの帯域が重ならないよう、1Hz単位でイコライジングを追い込む」と言われる職人肌のエンジニアリング作業こそが、重層的な音圧がありながら各楽器の粒立ちが明瞭に聴こえるTKサウンドの正体です。