お菓子の着色料は本当に危険?合成と天然の違いや安全基準を追う
日本における食品添加物の規制拠点となるのが食品衛生法だ。国内の安全基準は、厚生労働省が主導し、化学的・毒性学的なデータに基づいて設定されている。
食品衛生学の専門知見を取り入れたリスク評価では、人間が生涯にわたって毎日摂取し続けても体に影響が出ないとされる「1日摂取許容量(ADI)」が算出される。2026年現在の法改正や最新基準においても、国内で流通している許可済み着色料は、このADIを大幅に下回るよう厳密に規格が管理されているというのが行政の公式な立場だ。
行政側は「科学的に算出された安全基準の範囲内であれば直ちに健康被害が出ることはない」と主張する。だが、複数の添加物を同時に摂取した際の相乗効果(カクテル効果)については未解明の領域も多く、基準値内であれば100%安全と言い切れるのか、専門家の間でも議論は平行線をたどっている。