キングダム王騎の肉体美と怪演|大沢たかお20Kg増量と役作りの真相

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王騎の肉体を作り上げるために導入されたのが、トップアスリートやプロボディビルダー並みのトレーニング環境でした。大沢氏は専属トレーナーを帯同させ、徹底的なフォーム管理と負荷設定のもとで肉体改造に着手しました。

筋トレメニューの主軸となったのは、全身のバルク(筋肉量)を最大化するコンパウンド種目(多関節運動)です。ベンチプレス、デッドリフト、スクワットの高重量トレーニングをベースに、特に王騎のシルエットを決定づける肩(三角筋)と腕(上腕二頭筋・上腕三頭筋)、そして首から背中にかけての僧帽筋を集中的に追い込みました。撮影期間中もセットの合間にダンベルやチューブを使ったパンプアップを欠かさず、常に筋肉が張り詰めた状態を維持し続けました。

トレーニング以上に過酷を極めたのが、徹底した食事法です。増量期には1日あたり4,000〜5,000kcal以上を摂取するため、赤身肉のステーキを朝食から500g以上、1日で1kg近く食べる生活を連日継続しました。脂質の過剰摂取を避けつつタンパク質を大量に補給するため、プロテインや馬肉、卵白などを数時間おきに流し込む日々は、「食べる行為そのものが過酷なトレーニングだった」と関係者も証言しています。

この極限のバルクアップにより、衣装合わせのたびにサイズが合わなくなり、特注の甲冑を何度も作り直すという前代未聞のトラブルまで発生しました。腕周りサイズは一般的な成人男性の平均を遥かに凌駕する45cm前後にまで到達し、現場の共演者やスタッフを息を呑ませました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。