ポートタワーセリオンの魅力徹底解剖!無料展望台とレトロ自販機の今

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セリオンを語る上で外せない名物が、昭和の面影を色濃く残す「秋田港 レトロ自販機 うどん そば」です。もともとは秋田港のフェリーターミナル近くにあった個人商店「佐原商店」の店頭に設置され、長年トラック運転手や港湾作業員、地元客の冷えた体を温め続けてきました。NHKの人気ドキュメンタリー番組で特集されたことをきっかけに全国区の知名度を獲得し、全国から愛好家が押し寄せる聖地となった経緯があります。

2016年3月、佐原商店の閉店に伴い自販機の引退が惜しまれましたが、市民やファンからの熱烈な存続要望を受け、セリオンを管理する運営企業が機械と秘伝の味を継承。現在は隣接する屋内緑地施設「セリオンリスタ」内に移設され、ポートタワーセリオン うどん自販機 現在も現役でコインを受け付け、湯気を立ち上らせています。

現在提供されているメニューは「天ぷらうどん」と「天ぷらそば」(各300円前後)。自販機内部の急速湯切り機構による独特の麺の食感、甘めで出汁の効いた熱々スープ、そして染み込む自家製天ぷらの味わいは健在です。機械自体の老朽化によるメンテナンスや出汁の補充が1日複数回行われていますが、休日には昼過ぎに一時的な売り切れが発生することも珍しくありません。物販コーナーでは「お土産用の生麺・スープセット」も販売されており、自宅でその味を再現したいファンから絶大な支持を集めています。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。