【2026年最新現地取材】沖縄の海沿いを塗り替えた巨大モールの今——地元消費と観光が交差する「パルコシティ」の真価
館内に足を踏み入れて真っ先に目を奪われるのは、何と言っても2階・3階のシーサイドデッキから見渡す一面の海だ。買い物の合間にふと視線を投げかけると、そこには水平線まで続く圧倒的な青が広がる。店舗の裏側を海に面させるのではなく、最も景観の良いアングルを惜しげもなく開放的なテラスや休憩スペースへと割り当てた設計の妙。この建築設計こそが、従来の商業施設と一線を画す最大の勝因だ。
夕刻、太陽が東シナ海へと沈む時間帯。館内にはオレンジ色の光が差し込み、買い物をしていた人々が吸い寄せられるようにデッキへと集まってくる。波の音と潮風を感じながらコーヒーを味わう客たちの表情は、商業施設にいるというより高級リゾートのラウンジにいるかのようだ。