退職金がない会社に勤める人必見!損をしない自己資産形成と転職術
働く側が陥りがちな最大の誤解は、「長年勤め上げれば、どんな会社でも最後には退職金がもらえるはずだ」という法的誤認である。実は、労働基準法において退職金の支払いは一切義務付けられていない。就業規則や労働契約書に「退職金を支給する」という明文の規定が存在しない限り、会社側は従業員に対して1円たりとも退職金を払う法律上の責任を負わない。
この事実を確認しないまま定年近くまで勤め上げ、いざ退職という段階になって「1円も支給されない」という現実に直面するトラブルは絶えない。さらに注意すべきは、就業規則に「支給することがある」といった曖昧な表現が使われているケースだ。明確な算定式や支給要件が明記されていない場合、実質的に受給権が認められないリスクが高い。まずは自社の就業規則を自分の目で確かめ、制度の有無と具体的な支給要件を把握することが、キャリア防衛の第一歩となる。