ハリウッドから億万長者の実業家へ:グウィネス・パルトローが示す「真の自立」とウェルネス帝国の現在地
2008年、自らのキッチンで配信をスタートした一通のメールマガジン。それがすべての始まりだった。当時、最盛期を迎えていた女優業の傍らで彼女が立ち上げた「Goop」は、当初、オーガニックなレシピや個人的なお気に入りアイテムを紹介する小さなコミュニティに過ぎなかった。
しかし、彼女の視線は遥か先を見据えていた。心身の健康、代替医療、クリーンビューティー、そして性的なウェルネスに至るまで、当時はまだタブー視されていた領域に恐れず踏み込んでいったのだ。世間がその先鋭的なコンテンツに驚愕し、メディアが論争を巻き起こすたびに、ブランドの認知度は爆発的に高まった。叩かれても折れない。むしろ批判をエネルギーに変えて市場を開拓するしなやかさこそ、彼女の真骨頂である。