ヒプマイとカリスマの意外な関係とは?制作陣の裏話とコラボの真相を追う
SNS上では頻繁に「ヒプマイとカリスマが似てる理由」が議論の的となります。音楽ジャンルだけを見れば、ヒプマイはZeebraやCreepy Nutsなど日本のHIPHOP界を牽引するレジェンドたちが楽曲を手掛ける硬派なストリート路線。対するカリスマは、電波ソング、昭和歌謡、クラシック、ユーロビートまで取り込んだハイテンションなジャンルレス路線です。
それにもかかわらず、受け手が本能的に「同じ匂い」を嗅ぎ取る背景には、ヒプマイとカリスマの共通点として挙げられる3つの強固な制作フォーマットが存在します。
第1に「YouTubeを主戦場としたフリーミアム戦略」です。どちらの作品も、高クオリティなボイスドラマとフル尺のミュージックビデオをYouTube上で無料公開し、リスナーの日常に自然と侵食していくスタイルを採用しました。第2に「トラックメイカーへの圧倒的なリスペクトと予算投下」です。ネタ曲に見えるカリスマの楽曲であっても、トラック自体は超一流のミュージシャンが妥協なく制作しており、音楽的快楽指数が極めて高い点においてヒプマイのDNAがそのまま息づいています。
第3に「人間の極端なエゴを肯定する作劇」です。ディビジョンの誇りを賭けてプライドをぶつけ合うヒプマイの男たちと、己の持つ「正義」「服従」「自愛」といった強烈な属性を爆発させて凡人を圧倒するカリスマたち。アプローチはシリアスとコメディで対極にありながら、根底にある人間描写の熱量は驚くほど一致しています。