水田の青子(アオコ)大量発生の真相と2026年最新の駆除対策
発生してからの水田アオコ駆除方法にはコストと労働力がかかります。何よりも重要なのは、作付け前の土作りから代かきに至る予防設計です。
第一の防衛線は「元肥の全層施肥・側条施肥」の徹底です。肥料を土壌の深層(7〜10cm)に均一に混ぜ込むか、苗の根元近傍に局所施用することで、田面水へのリン酸溶出を40〜50%抑制できます。さらに、代かき作業時に「過剰な泥練り」を避け、表土の粒子を細かくしすぎないことで濁水の長期化と栄養分の浮上をブロックします。
【プロの結論】おすすめできる対策・慎重になるべき圃場の判断基準
【専用殺藻剤(モゲトン等)の早期導入を推奨する圃場】
すでに田面の30%以上が濃緑色の膜で覆われ、初期除草剤の散布適期が数日後に迫っている圃場。ここで資材コスト(反当り約2,500円)を惜しむと、その後の除草体系崩壊により数万円規模の減収リスクを背負うことになります。
【薬剤を控え、水管理と物理的排出を優先すべき圃場】
田植え直後で苗の活着が不十分な圃場や、水持ちが悪く減水深が大きい(日減水深が2cm以上)砂質田。止水管理ができない圃場に薬剤を投入しても、成分が流出して効果が得られないばかりか、下流環境への負荷となります。この場合は深水遮光と掛け流しによる排出を優先するのが鉄則です。