ナイトキャップの正しいかぶり方!朝脱げる・寝癖を防ぐ髪型別の美髪術
ネット上の口コミや動画で散見される間違った使用法について、皮膚科医や毛髪診断士の指摘する科学的根拠から注意喚起を行います。
最も危険なのが「お風呂上がりに少し乾かした程度の濡れ髪で被る」行為です。ナイトキャップ濡れたままNG理由には、毛髪構造と頭皮環境の2つの重大なリスクが存在します。第一に、濡れた毛髪は表面のキューティクルが開いており、わずかな摩擦でも剥離しやすい状態にあります。その状態で密閉性の高いキャップ内に閉じ込めると、寝返り時のねじれによってキューティクルが破壊され、深刻な枝毛・切れ毛を招きます。
第二に、高温多湿なキャップ内部は、頭皮の常在菌であるマラセチア菌などが急激に増殖する温床となります。これが翌朝の頭皮の嫌なニオイ、かゆみ、脂漏性皮膚炎などのトラブルを引き起こす引き金になります。就寝前にはドライヤーで地肌から毛先まで100%乾燥させ、最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めてから被るのが鉄則です。
もう一つの悩みであるナイトキャップおでこゴム跡対策については、被る位置を「生え際より1センチ上(髪の毛の上)」にするだけで劇的に改善します。素肌の額にゴムを直接当てると、長時間の皮膚圧迫でくっきりとした凹凸が残り、午前中いっぱい消えない事態に陥ります。額ではなく、前頭部の髪の毛の上にゴムのフチを乗せるようにセットすれば、髪がクッションの役割を果たし、皮膚への食い込みをほぼゼロに防ぐことが可能です。