地球一周は何キロ?赤道と極回りの差や徒歩・飛行機の日数を徹底解説
結論から申し上げますと、地球一周の距離は約4万キロメートルです。ただし、どのルートを通って1周するかによって正確な数値は異なります。地球表面の測量データにおいて、基準となる数値は以下の2通り存在します。
- 赤道全周(東西方向の周囲長):約40,075km
- 子午線全周(南北方向・極回りの周囲長):約40,008km
この2つの数値を比較すると、赤道全周と子午線全周の違いは約67kmに達します。67kmといえば、東京駅から平塚駅(神奈川県)や成田空港までの直線距離に相当する差が、回る方向によって生じている計算になります。
この差が生じる根本的な原因は、地球の半径と直径が均一ではない点にあります。地球の中心から赤道表面までの「赤道半径」は約6,378km(直径:約12,756km)であるのに対し、地球の中心から北極・南極までの「極半径」は約6,357km(直径:約12,714km)です。中心からの半径にして約21km、直径にして約42km、赤道部分の方が外側へ張り出しています。
では、なぜ地球一周はこれほどキリの良い「約4万キロメートル」になっているのでしょうか。これは偶然の産物ではありません。18世紀末のフランス革命期(1791年)、フランス科学アカデミーが世界共通の長さの基準として「メートル法」を策定した際、「パリを通る子午線上における、北極点から赤道までの距離の1,000万分の1」を1メートルと定義しました。北極から赤道までは地球の4分の1周にあたるため、「10,000km × 4 = 40,000km」となるよう人為的に設計された単位こそが、私たちが日常的に使っている「メートル」の正体です。