犬と猫の同居は本当に可能?不仲説の真相と失敗しない多頭飼い手順
共同生活がスタートした後も、日常の中に潜む健康リスクを排除しなければなりません。犬と猫を一緒に飼う注意点として、最優先で管理すべきは「食事」と「トイレ」の完全隔離です。
キャットフードは肉食動物向けに高タンパク・高脂質で作られており、犬が盗食を続けると急性膵炎や肥満の原因になります。一方、ドッグフードを猫が食べると、必須アミノ酸であるタウリンが不足し、拡張型心筋症や視力障害を引き起こす危険性があります。猫の食事台は犬の口が届かない80cm以上の高所に設置するのが基本原則です。
また、猫のトイレ環境への配慮はキャットアンドドッグのストレス対策における核心です。犬には猫の糞を食べる「食糞行動」の習性があり、排泄中の無防備な猫を覗き見たり邪魔したりすることが多々あります。排泄を邪魔された猫は排尿を我慢するようになり、特発性膀胱炎や尿道閉塞など命に関わる疾患を発症します。トイレはゲートで区切られた犬が侵入できない部屋に設置するか、専用の侵入防止扉を取り付ける対策が不可欠です。