メダカにブクブクは本当に必要?強すぎる水流の罠と正しい飼育法
水中の酸素が足りなくなると、メダカは明確な危険サインを発します。手遅れになる前に、メダカの酸欠症状の見分け方を把握しておくことが重要です。
最も典型的な兆候が、水面近くに集まって口をパクパクと激しく動かす「鼻上げ(はなあげ)」と呼ばれる行動です。水面は水中で最も大気中の酸素に触れている境界線であるため、息苦しくなったメダカが一斉に水面へ浮上してきます。さらに症状が進むと、エラを異常なスピードで動かしたり、ふらふらと力なく水底に沈んだりします。
酸欠対策として「水草をたくさん入れれば酸素を供給できるのでは?」と考える方も多いですが、ここには落とし穴があります。水草は日中こそ光合成によって酸素を出しますが、夜間や消灯後は植物も呼吸を行い、酸素を消費して二酸化炭素を排出します。水草が過剰に入った水槽では、明け方に急激な酸欠が起こり、朝起きたらメダカが全滅していたという事態も珍しくありません。水草による酸素供給効果を過信せず、水草の量は水槽全体の2〜3割程度に留めるのが安全です。