完成ドリームハウスがひどいと言われる理由と住人の現在を徹底追跡
『完成!ドリームハウス』の評判を決定づけたのが、2010年代初頭に放送された千葉県に建つ「全面ガラス張りの家」です。緑豊かな自然を感じながら暮らしたいという夫婦の願いを受け、建築家が提案したプランは、周囲を360度クリアなガラスで囲んだワンルーム空間でした。
この住宅が巻き起こした主な問題点は以下の通りです。
・通行人からプライバシーが完全崩壊
道路や隣地からの視線を遮るルーバーや目隠しフェンスがほとんどなく、リビングでのくつろぎ時間から寝室、さらにはガラス張りのサニタリールームまで外部から視認できる状態でした。
・夏は灼熱の温室、冬は底冷えの極寒
どんなに複層ガラスや高性能サッシを採用したとしても、直射日光が全方位から差し込む構造は巨大なビニールハウスと同じです。莫大な電気代をかけてエアコンをフル稼働させなければ生活できず、日焼け止めを塗って室内で過ごす姿がネット民の格好のネタにされました。
・掃除とメンテナンスの途方もない負担
雨風による泥跳ねや鳥のフン、指紋など、ガラスは常に清掃を必要とします。家中を毎日プロ並みに磨き上げなければ清潔感を保てないという現実は、共働き夫婦にとって大きな重荷となりました。
ネット上では「人間水族館」「動物園の檻」といった辛辣な反応が飛び交い、建築家の独善的な作家性を批判する声が長期間にわたって続きました。