不老のスイッチ?サーチュイン遺伝子を覚醒させる若返りの科学
サーチュインの活性化は、もう一つの重要な生体防御機構である「オートファジー」とも密接に連携している。オートファジーとは、細胞内に蓄積した異常タンパク質や不要な小器官を自ら分解し、新たなエネルギー源として再利用するリサイクルシステムだ。
飢餓状態を感知したサーチュインがシグナルを発すると、細胞内では大掃除が始まる。老廃物を一掃し、損傷したミトコンドリアを更新することで、細胞は内部からリフレッシュされる。この自己浄化作用が正常に働くことで、アルツハイマー病や心血管疾患といった加齢性疾患の発症リスクが劇的に低下することが分かってきた。