ジョジョ7部ボス大統領の凄み!D4Cの謎と真の目的を徹底解説
ヴァレンタイン大統領の思想を端的に象徴しているのが、作中で語られる「最初にナプキンを取った者」の演説です。
円卓で食事をする際、右のナプキンを取るか左を取るかによって、同席する全員が取るべきナプキンの方向が決まる——この比喩を用い、大統領は「世の中のルールを決めるのは、最初にナプキンを手にした先駆者である」と説きました。彼が目指したのは、アメリカ合衆国が世界で最初にナプキンを手に取る絶対的な覇権国家となることでした。
その手段として狙ったのが「聖人の遺体」の完全収集です。遺体がもたらす奇跡の力によって、あらゆる災厄や不条理を国外へと押し出し、自国にのみ繁栄と幸福が集まり続ける「不可侵の聖域」を築き上げることこそが、大統領の真の目的でした。私財や権力欲のためではなく、国家百年の計のために悪行を辞さないその姿勢は、読者に善悪の境界を激しく問いかけます。