「狂喜」と「焦燥」の狭間で揺れるソウル――ノーベル賞を巡る韓国社会のリアルな本音と、科学界が抱える「構造的ジレンマ」
韓国はGDP比の研究開発(R&D)費で世界トップクラスを誇る。サムスンをはじめとする世界的テック企業を擁し、技術大国としての地位を確立した。それにもかかわらず、自然科学3分野(物理学、化学、生理学・医学)での受賞者は未だにゼロだ。この「ゼロ」という数字が、秋になるたびに韓国の知識層を苛む。応用技術への偏重が、長期的な視点が必要な基礎科学の軽視につながっているとの指摘は絶えない。