凶暴アブの猛威!ハチやブヨとの違いと野外で身を守る最新の撃退対策
野外で飛翔昆虫に襲われた際、それがアブなのか、ハチなのか、それともブヨ(ブユ)なのかを見極めることは、初期対応を誤らないための第一歩だ。日本衛生動物学会の知見でも指摘されている通り、これらは攻撃手段も毒性も根本的に異なる。
まずハチは膜翅目に属し、腹部末端の毒針を使って「刺す」。防衛行動として攻撃してくるため、巣に近づかない限り無差別に人を追うことは稀だ。一方、ブヨは双翅目の小型昆虫で体長2〜5ミリ程度と小さく、噛み切る吸血スタイルはアブと同様だが、刺された直後よりも半日〜翌日にかけて激痛と激しい腫れが生じるのが特徴だ。
対してアブは体長1〜3センチと大柄で羽音が大きく、明確な吸血意図を持って執拗に人間を追尾する。噛まれた瞬間に「チクッ」という強い痛みが走り、すぐに流血する点が見分けの大きなポイントとなる。見失いやすいブヨや威嚇行動を取るハチに対し、アブは躊躇なく肌に着地して皮膚を裂きにかかるため、遭遇した際の即座の物理的排除が求められる。