飲んだら危険?薬の使用期限切れリスクと薬剤師直伝の保管基準
薬の劣化は、必ずしも派手なカビや悪臭として現れるわけではない。微細な変化を見逃さない観察眼が必要だ。剤形ごとの特徴的な危険サインを把握しておきたい。
錠剤やカプセル剤の場合、湿気による影響が真っ先に出る。PTPシートのアルミが膨らんでいる、錠剤の表面に斑点が出ている、触ると崩れやすいといった状態は吸湿や主成分分解のサインだ。カプセル同士がくっついて離れない場合も、ゼラチン皮膜が変質しているため服用を中止すべきである。
液体や外用薬はさらにデリケートだ。目薬(点眼薬)は無菌状態で製造されているが、開栓後は空気中の雑菌が混入しやすい。開栓後1ヶ月を過ぎたもの、濁りや浮遊物が見られるものは即座に廃棄しなければならない。シロップ剤の沈殿や分離、軟膏・クリーム剤の油分分離や変色も、品質が崩壊した明確な証拠となる。